Space wear furnitures -インテリアと家具で空間を最適化するリノベーション-
Photo by Ryota Atarashi
敷地周辺環境と住空間環境
敷地は西湖から約10kmの住宅街にある新築マンション8階建ての7-8階、約187m2のリノベーションになります。建物最上階のため良好な採光や通風が確保されています。さらに屋上には約76m2のルーフバルコニーがあり、眺望や屋上での様々なアクティビティをおこなうことができます。
クライアント要望
クライアントは新築物件でありながら、インテリアを自分たちの好みにし、快適で豊かな住空間を得るために、リノベーションをおこないました。間取りとしては、自然で合理的な動線と個々のプライバシの確保。収納やディスプレイスペースを増やすことを望まれました。空間の雰囲気は明るくて透明性があり、自然素材を使った心地よい色合いをリクエストされました。ルーフトップの空間は家族でシェアしてつかいながら8階個室のプライバシーを確保することを要望されました。
コンセプト
今回の物件は新築であったため、極力既存の間仕切りや設備を有効利用することとしました。よって、既存の間取りに対して、新しい間仕切りや建具、家具を加えることでクライアントの要望を実現することとしました。施主は特に収納に関して強い要望があり、その意図はクライアントの持ち物を合理的に収納し、美しくディスプレイすることでした。今回はオリジナルデザインの家具が、空間を最大限に利用し、生活動線の最適化をもたらしています。このようなデザインは空間にテーラーメイドの服を着せるようなものであり、リノベコンセプトを”Space wear furnitures”としました。
□計画概要
所在地:浙江省杭州市 用途:メゾネットマンション 家族構成:夫婦 構造:RC8階建ての7-8階